針木繁美さんの上勝阿波晩茶
針木さんの上勝阿波晩茶
(hariki_bancha)
針木繁美さん
香り–焙煎した様な香ばしい香り
味わい–酸味、甘み、発酵香、旨味、全ての要素の主張は控えめでありながら、それぞれが絶妙なバランスで調和していて、全体的にとても上品な印象の味わいになっている。
おすすめペアリング–干し柿など素朴な自然で優しい甘さのあるおやつには、同じく優しい味わいのお茶が受け止めてくれる。日差しのあたたかな冬の日に縁側でゆっくりとした時間を過ごしたい。
針木繁美さん
上勝町で生まれ育った繁美さんは、生まれた時からずっと晩茶を飲んで育ったそうです。
子供時代は籠一杯分の茶葉を摘んでから川遊びに出かけていたといいます。
嫁いだお家でも晩茶はずっと作っていましたが、本格的に増産し始めたのは15年ほど前から。
町内の人気晩茶農家さんの1人です。
繁美さんは茶摘みの時に、「枝はなるべく入れんとってよ。」とよく言います。
荒茶として出来上がった茶葉は選別するので、他の農家さんではそこまでよくは言われません。
その理由を尋ねると、「そりゃ、漬ける時に大きい枝があったらようけ漬けれんやろ。
いっぱい漬けたいしな。」との事。そうですよね。手作業での製造にこだわりつつ、効率よく。
それが繁美さんのやり方。繁美さんには何回も自身のお茶についてのこだわりを伺っているのですが、「お茶の出来はお天気次第」と答えは一貫してます。
今年は特に晴天続きだった上勝町。
もちろん最高の出来だそうです!