山田喜美子さんの上勝阿波晩茶
山田喜美子さんの上勝阿波晩茶
(yamada_bancha)
山田喜美子さん
香り–強い発酵香
味わい–最初に感じられるのは発酵からくる酸味。飲み続けると酸味はやわらぎ、発酵香の残る深い甘みに変わる。阿波晩茶がときおり漬物茶と表現されるが、それをそのまま体現したようなお茶。
おすすめペアリング–強烈なインパクトのあるお茶には同じく強烈なインパクトのお茶請けを。酒のつまみが最高に合います。写真はアイゴの一夜干し。同じ発酵食品である漬物と合わせても。
山田喜美子さん
上勝町民から「きみちゃん」の愛称で親しまれている山田さん。
とびきり豪快な笑顔がトレードマークです。
ずっと家庭用として晩茶は作っていたけれど、数年前から販売用として製造。
テレビで紹介されたこともあり、毎年山田さんのお茶は引っ張りだこです。
山田さんのお茶は町内の産直で取り扱いがされてますが、その味の個性の強さから「山田さんのお茶じゃないと買わない」というお客さんも多いそうです。
山田さんはお茶の他に野菜やお米も作られています。
ということはお茶の生産とお米の収穫が同時期なのです。
お茶を漬けている期間稲刈りをして、漬け込みの期間はじっくり1ヶ月。天気次第では2ヶ月間漬け込むことも。
「どうしてこんなに味に個性が出るんでしょうね」と聞いたら、いつもの笑顔で「知らーん」との事。
山田さんの生活と感覚で山田さんにしか出せない味のお茶。
もっと掘り下げていかなくては。